胃カメラを楽に受けるためには・・
胃カメラのどこがしんどいかを知る必要があります。
などが、最もよく言われる胃カメラの“しんどい”要因ではないでしょうか?
内視鏡医の技術はもちろん重要ですが、実は胃カメラの場合は受ける人の得意・不得意がこれらの要因に大きく影響します。しかし胃カメラを飲むのが生まれつき得意な人はいないわけで、・・では、いつ決まるのでしょうか?
内視鏡検査を行う側から見ると、ガチガチに緊張してしまっている方の胃カメラを行うのはとても難しいです。
検査ベッドで極度の緊張をしている方の多くが、前の検査の時は死ぬほどしんどかったから・・と言われます。そんな死ぬような想いをした検査をまた受けにきて頂いて、内視鏡医としては心から感謝すべきだと感じます。
そのような内視鏡トラウマを持った方より、むしろ初めて胃カメラを受ける方のほうが、上手にリラックスして検査が終わることが多いかもしれません。トラウマを作らないために、「初めての胃カメラ」をさせていただく内視鏡医には、やや別の緊張感があるものなのです。またトラウマを抱えてこられた方に検査後、「今回は楽だった~」と言われる瞬間に良い仕事が出来たなと思います。
胃カメラの苦痛度が受ける側の要因(リラックス度や体勢など)に左右されるのであれば、そもそも楽なやり方(胃カメラの受け方)を少し知って検査に臨めば、前より楽に検査が受けられのでは?
もちろん内視鏡医や看護師が「楽な気持ちと姿勢」に誘導することが大事で、特に胃カメラの場合、それも技術に含まれます。内視鏡検査を受けるときに、「力を抜いて下さいね」「唾を飲まないで」など言われますよね?でも・・力を抜けと言われても・・初めての検査で極度の緊張状態であったり、まして前回検査でのトラウマを持っていたりすると、言われたとおりにするのは意外と難しいものです。
もう少し具体的にお話ししましょう・・・